わが青春のマリアンヌ

フランス映画

皆さん、こんにちは!

レトロ映画館のHitomiです。

 

地元では最近、気持ちの良い天候が続いており、

ついつい外出したくなっちゃいますね。

 

さて今回は、

フランス・ドイツ合作のカルト?青春映画をご紹介します。

 


『わが青春のマリアンヌ』(1955)

(原題:Marianne de ma jeunesse)

です!

あらすじ

鹿が遊ぶ森と美しい湖に臨むインゲリシュタット館で暮らす身寄りのない少年たちの仲間に、

アルゼンチンから来たというヴァンサン(ピエール・ヴァネック)が加わった。

 

ヴァンサンは肝試しとして“幽霊屋敷”と呼ばれる対岸の古城に連れて行かれるが、

一人取り残された彼は、マリアンヌ(マリアンヌ・ホルト)という美少女に出会う。

 

その後、ヴァンサンは“助けて”とだけ記されたマリアンヌの手紙を受け取ると、一心不乱に湖を泳いで渡るが…。

みどころ

マリアンヌことマリアンヌ・ホルトが出てくるまでが長かったですが、

船に乗り、噂の幽霊屋敷に出掛け、美しいマリアンヌが登場してから映画の雰囲気がガラリと変わりました。

これは夢か現実か?

 

ここにはミステリーとロマンス、枕美的な美しさがあります。

私が見てきたフランス映画の断片が、端々に感じられる作品でした。

ツタだらけの幽霊屋敷にボートは『セリーヌとジュリーは船で行く』(1974)、

女の怖さと哀しさは『血とバラ』(1964)など…。

 

そして、様々な日本のアーティストに影響を与えた美しい映画です😊✨

(松本零士作『銀河鉄道999』のメーテル、アルフィーの『メリーアン』など)

 

しかし、あれだけ恋い焦がれたマリアンヌの居る幽霊屋敷が、歩いて半日くらいの距離だったなら、
早く会いに行けばよかったのではないか?と思ってしまいました(笑)

Hitomiのチェックポイント

『わが青春のマリアンヌ』には、同時に撮影されたドイツ版もあります。

マリアンヌ役のマリアンヌ・ホルトとイザベル・ピア以外は、全く違う俳優が演じています!

作品情報

わが青春のマリアンヌ(フランス版)

Marianne de ma jeunesse

監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
脚本 ジュリアン・デュヴィヴィエ

マルセル・オフュルス

トニー・アボヤンツ

原作 ペーター・ド・メンデルスゾーン「痛ましきアルカディア」
製作 ラルフ・ボーム
出演者 マリアンヌ・ホルト

ピエール・ヴァネック

イザベル・ピア

音楽 ジャック・イベール
撮影 レオンス=アンリ・ビュレル
編集 マルト・ポンサン
製作会社 フィルムソノール

レジーナ

アルフラム・フィルム

ロイヤル・プロドゥクション

配給 シネディ
公開 1955318
上映時間 105分
製作国 フランス、ドイツ
言語 フランス語

関連ソフトのご紹介

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DVD


マーメイド・フィルムからDVD『わが青春のマリアンヌ』が出ています。

 

それでは、次回をお楽しみに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!