拝啓天皇陛下様

日本映画

皆さんこんにちは!

昭和大好き現役高校生のKokiです。

 

ご無沙汰しております。

コロナウイルスのおかげで、学校は絶賛連休中です。

流石に受験生ということもあり、あんまり心にゆとりがなくなってきました(苦笑)。

 

さて今回は、松竹の映画の紹介です!

 

渥美清の「男はつらいよ」シリーズ以外の代表作

「拝啓天皇陛下様」(1963)

を紹介します!

あらすじ

昭和6年。兵隊検査を合格した棟本博(長門裕之)は、岡山の歩兵第10連隊に入営した。

 

入営直後に棟本は、カタカナもろくに書けず、私物を送り返すあてもない不思議な男、

山田正助(渥美清)と戦友の仲になる。

 

山田は幼い頃に母を亡くして以来ずっと1人。入営までは様々な職を転々とし、前科まである男だった。

そんな山田は、三度の飯が食えて、小遣いまでくれる軍隊は天国だと言い、どんなに古兵(西村晃)にイジメられてもけろっとしていた。

 

昭和7年。岡山で、天皇陛下(浜口庫之助)御統率の特別大演習が行われた。

幸運にも山田達は演習中に天皇陛下を間近で見ることができ、

山田は陛下に特別の親しみを持つようになる。

 

やがて山田らは無事満期除隊するが、

数年後に日華事変勃発。

山田らは応集し、再び軍務に就くことになる。

 

そんな中、どこからか戦争終結の噂が湧いてきた。

軍隊という「天国」から出たくない山田は、

昔、柿内二等兵(藤山寛美)から教わった文字で

天皇陛下宛に手紙を書き始める…。

みどころ

「寅さん」でお馴染みの渥美清が、寅さん以外を演じているというのがやはり一番の見どころ。

また、山田らをいじめまくる古兵役の西村晃は、元特攻隊という経歴の持ち主。

元軍人の軍人役はやっぱり迫力があります。

 

作曲家のハマクラこと浜口庫之助が、俳優として出演していたり、他の出演陣にも注目です!

 

軍隊生活をコミカルに描いており、戦闘シーンはほんの少ししかないので喜劇映画として楽しめます。

軍隊特有の言葉や行動があるので、事前に少し調べてから見ても面白いかと思います。

 

原作は絶版ですが、中古で出回っているので、ぜひ探してみてください。

特筆ポイント

裸の大将で知られる山下清が特別出演しています。

作品情報

拝啓天皇陛下様

監督 野村芳太郎
脚本 長坂秀佳

野村芳太郎

原作 棟田博「拝啓天皇陛下様」
製作 白井昌夫
出演者 渥美清

長門裕之

左幸子

中村メイコ

藤山寛美

桂小金治

西村晃

多々良純

加藤嘉

高千穂ひずる

高橋とよ

山下清

浜口庫之助

音楽 芥川也寸志
撮影 川又昴
編集 浜村義康
製作・配給 松竹
公開 1963年4月28日
上映時間 98分
カラー カラー

関連ソフトのご紹介

関連ソフトのご紹介です。

DVD

松竹より、DVD『<あの頃映画>拝啓天皇陛下様』が出ています。

VHS

かつて、松竹よりVHS版の『拝啓天皇陛下様』が販売されていました。

かつて、光人社NF文庫より『拝啓天皇陛下様―庶民派作家が描く兵隊人情の世界』が出ていました。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

またお会いしましょう!

さよなら!