彼岸花

日本映画

皆さんこんにちは!

昭和大好き現役高校生のKokiです。

 

ラグビー日本代表は残念ながらベスト4へは進めませんでしたが、

素晴らしい闘いぶりでしたね!

 

さて今回は、

久々の松竹の映画です!

 

小津安二郎が監督した


『彼岸花』(1958)

を紹介します!

あらすじ

とある会社に勤める平山(佐分利信)は友人の河合(中村伸郎)の娘の結婚式に出席し、

自分の娘・節子(有馬稲子)の縁談についても考えるようになる。

 

そんな中、節子は会社の谷口(佐田啓二)と恋仲になり、結婚を決意する。

しかし平山は乗り気ではない。自身も節子の見合いのため奔走しており、谷口の詳細も分からなかったからだ。

 

だが、平山の馴染みの旅館の娘・幸子(山本富士子)の芝居や、妻(田中絹代)の説得により、ついに平山は2人の結婚を許す。

 

結婚式後、平山はひとり2人が住む広島へ出かけていくのであった。

みどころ

まさに”昭和の頑固おやじ”と言える佐分利信の演技はいいですねえ。

基本的には夫を立てるも、自身の主張を崩さず、娘に優しく接する田中絹代も素晴らしい。

後半、夫と言い争うシーンで、持っていた洋服をバサッと落とすところは若干怖いです…。(笑)

 

また、終盤の同窓会のシーンでの笠智衆の詩吟、同窓生たちの「櫻井の決別」の合唱など、

名シーンがいっぱいあります。

 

主要キャストである、佐分利信、中村伸郎、北竜二らは、

のちの「秋日和」などの作品に似た形で出演しています。

 

また、高橋とよは「秋刀魚の味」で本作と同じ料亭の女将薬で出演しています。

こういう見方をしても、本作は面白いのではないかと思いますね。

特筆ポイント

この作品は小津映画初のカラー作品です。

また、キネマ旬報ベスト・テン第3位、文部省芸術祭芸術祭賞を受賞し、山本富士子もブルーリボン賞主演女優賞を受賞しました。

作品情報

彼岸花

監督 小津安二郎
脚本 野田高梧
小津安二郎
原作 里見弴
製作 山内静夫
出演者 佐分利信

田中絹代

有馬稲子

山本富士子(大映)

久我美子

佐田啓二

笠智衆

中村伸郎

北竜二

高橋とよ

音楽 斎藤高順
撮影 厚田雄春
編集 浜村義康
製作・配給 松竹
公開 1958年9月7日
上映時間 118分
映倫番号 10710
カラー・サイズ カラー・スタンダード

関連ソフトのご紹介

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動画配信

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CD

バップから出ている『小津安二郎監督作品サウンドトラックコレクション』に、『彼岸花』も入ってます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

またお会いしましょう!

ではまた!!