殺人狂時代
皆さんこんにちは!
昭和大好き現役高校生のKokiです。
明け方は、肌寒さすら感じるようになってきましたね。
さて今回は、
ちょっとブラックな喜劇映画です!
1947年のチャップリンの作品と同タイトルの
『殺人狂時代』(1967)
を紹介します!
あらすじ
ある精神病院にブルッケンマイヤーというドイツ人が訪ねてきた。
要件は、3人の人間を殺すこと。しかし、本当の目的は、桔梗信治(仲代達矢)という男を殺すことだった。
病院の院長の溝呂木(天本英世)は、配下の精神異常者を駆使して桔梗を殺そうとするが、桔梗は、のらりくらりとかわしていく。
やがて溝呂木の本拠地を探り当てた桔梗は、溝呂木と対決することとなる…。
みどころ
仲代達矢のとぼけた演技は、黒澤映画などで観るシリアスな仲代達矢と違って大変面白いです。
天本英世は、いつも通りの狂った感じがとってもいい!
また、溝呂木の配下の者たちや、桔梗が使う、奇抜な作戦やアイテムにも注目です!
この作品、現在は差別語とされる言葉のオンパレードで、あまりテレビで放送されないのが残念です。
ところどころブラックなシーンが出てきますが、岡本監督らしいテンポの良い楽しい映画です。
当時、上層部の判断で、お蔵入りとなった直後にひっそりと公開されたため、観客動員数は過去最低を記録しました。
これが原因で、岡本監督は大変落ち込み、飲めないお酒を嗜むようになったそうです。
作品情報
殺人狂時代
監督 | 岡本喜八 |
脚本 | 小川英
山崎忠昭 岡本喜八 |
原作 | 都筑道夫「飢えた遺産」(「なめくじに聞いてみろ」) |
製作 | 田中友幸 角田健一郎 |
出演者 | 仲代達矢
団令子 天本英世 砂塚秀夫 小川安三 久野征四郎 沢村いき雄 江原達怡 富永美沙子 川口敦子 滝恵一 |
音楽 | 佐藤勝 |
撮影 | 西垣六郎 |
編集 | 黒岩義民 |
製作・配給 | 東宝 |
公開 | 1967年2月4日 |
上映時間 | 99分 |
映倫番号 | 14482 |
カラー・サイズ | モノクロ・シネマスコープ |
関連ソフトのご紹介
関連ソフトのご紹介です。
DVD
動画配信
CD
CINEM-KAN LabelよりCD『殺人狂時代オリジナル・サウンドトラック』が出ています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょうね!
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