汚れなき抱擁

イタリア映画, フランス映画

皆さん、こんにちは!

レトロ映画館のHitomiです。

 

新たな台風が近づいてきました。

ラグビーW杯のスコットランド戦が心配ですね…。

 

さて今回は。

イタリアが生んだ2大スター、

マルチェロ・マストロヤンニとクラウディア・カルディナーレ

が共演したイタリア・フランス合作の

 

『汚れなき抱擁』(1960)

(原題:Il bell’Antonio)

をご紹介します!

あらすじ

舞台はシチリアのカターニア。

プレイボーイのアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)が、久しぶりにローマから戻ってくる。

 

惚れた女性バルバラ(クラウディア・カルディナーレ)を妻にしたのは良いが、突然性的不能に陥る。

心から愛する女には手を出せなくなっていたのだ。

 

二人は結局、1年後に破局し、バルバラはすぐに大資産家の公爵に嫁いだ。

 

アントニオの父親は、アントニをが不能であるとの噂を否定するため、自ら売春宿に行くが、腹上死してしまう。

 

その後、アントニオが若い女中を妊娠させていたことが判明。母親は大喜びするが…。

みどころ

特にクラウディア・カルディナーレは絶頂の美しさだし、

ピエロ・ピッチオーニの音楽は、この1960年代が始まったばかりの芽生えを思わせた。

 

父親役のピエール・ブラッスールが、大都市ローマと地方のズレを見事に体現していました。

 

また、コメディにしたければ、十分そうなったであろうと思わせる映画でした(ディーノ・リージ監督あたりで…)。

Hitomiのチェックポイント

実生活においても、マルチェロが唯一落とせなかった女性がクラウディアだったという。

(この映画でも、彼はわざと自らNGを出してキスシーンを何度かやり直しているそう😳)

その辺りを妄想しながら、マルチェロの本気でウットリしながらクラウディアを見る眼差しを愉しむのもよいですね💕

作品情報

汚れなき抱擁

Il bell’Antonio

監督 マウロ・ボロニーニ
脚本 ピエル・パオロ・パゾリーニ

ノジノ・ビセンティーニ

原案 ヴィタリアーノ・ブランカーティ
製作 アルフレド・ビニ
出演者 マルチェロ・マストロヤンニ

クラウディア・カルディナーレ

ピエール・ブラッスール

音楽 ピエロ・ピッチオーニ
撮影 アルマンド・ナンヌッツィ
編集 ニーノ・バラーリ
製作会社 チノ・デル・ドゥカ

アルコ・フィルム

配給 チノ・デル・ドゥカ
公開 196034
上映時間 105分
製作国 イタリア、フランス
言語 イタリア語
カラー モノクロ

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DVD

イタリア版のDVD『Il bell’Antonio』が入手可能です。

デジタルミュージック

サントラ『Il bell’Antonio』がダウンロード可能です。

 

それでは、次回をお楽しみに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!