潜水艦イ-57降伏せず
呉市海事歴史科学館所蔵品 [Public domain], via Wikimedia Commons
皆さんこんにちは!
昭和大好き現役高校生のKokiです。
第2回目となる今回は…
特撮映画です!
『潜水艦イ-57降伏せず』(1959)
を紹介します!
あらすじ
時は太平洋戦争末期の沖縄水域。
日本海軍の伊号第57潜水艦(イ-57)は米軍と熾烈な戦いを繰り広げていた。
ある日、イ-57に命令が下った。
それは、和平工作のため某国外交官と令嬢をアフリカのスペイン領まで輸送する事だった。
当初、艦長は反対するが、参謀の説得で承諾。
部下も反対していたが、艦長の覚悟に圧倒され、次第に任務遂行のため団結するようになる。
幾多の困難を乗り越えて、無事目的地までたどり着いたが、既に敵に囲まれており、イ-57は遂に降伏を決意する。
しかし、目的地に到着する間に帰投命令が下されており、この任務は全く無意味になっていた。
任務解除を確認したイ-57は、遂に敵艦隊と決戦を挑むことになる…。
みどころ
やはり一番の見所は、「特撮の神様」円谷英二率いる特殊技術陣の特撮でしょう!
様々なサイズの模型を駆使し、モノクロながらカラーフィルムを使用して、またモノクロに戻して画質を鮮明にするなど、観るものを圧倒するクオリティに仕上げています。
もちろん、演技の方も素晴らしいです!
任務遂行に邁進する池部良、艦長を信じて部下を掌握する三橋達也、戦争と和平に挟まれ翻弄する久保明、医者として、軍人として戦う平田昭彦など、名演に目が離せません!
また実際に海上自衛隊の潜水艦「くろしお」でロケーションをしているところも見所ですね。
モノクロながら、手に汗握る戦闘シーンや、乗組員の人間模様など様々な面でとても面白い作品です。
ただ、戦争映画ということで、若干の抵抗がある人もいるかもしれません。
しかし、これを見て改めて平和の尊さを感じることも重要ではないかと僕は思います。
松林監督は元海軍士官であったため、海軍独特の用語や行動が出てきてとても興味深いです。
(例:海軍用語「ギンバイ」 ものを堂々とかっぱらうこと。もちろん上官が黙認できる範囲で。)
また、当時の自衛隊の潜水艦以外の護衛艦も出てくるので必見です!
作品情報
潜水艦イ-57降伏せず
監督 | 松林宗恵 |
脚本 | 須崎勝彌
木村武 |
製作 | 堀江史朗 |
出演者 | 池部良
久保明 平田昭彦 三橋達也 南道郎 大村千吉 織田政雄 土屋嘉男 三島耕 高田稔 藤田進 アンドリュー・ヒューズ マリア・ラウレンテイ |
音楽 | 團伊玖磨 |
原作 | 川村六良 |
撮影 | 完倉泰一 |
特技監督 | 円谷英二 |
現像 | キヌタ・ラボラトリー |
制作・配給 | 東宝 |
公開 | 1959年7月5日 |
上映時間 | 103分 |
映倫番号 | 11192 |
カラー・サイズ | モノクロ・シネマスコープ |
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動画配信
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
またお会いしましょうね!
それではまた!!
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