マンハント
皆さん、こんにちは!
Hitomiです。
いかがお過ごしでしょうか?
今年もいよいよ残り3分の1になりました。
早いものですネ。
さて、今回はアメリカ映画です。
『メトロポリス』などで有名なオーストリア出身のフリッツ・ラングが監督したサスペンス映画
『マンハント』(1941)
(原題:Man Hunt)
をご紹介します。
あらすじ
フリッツ・ラングのナチスもの第1弾。
ヒトラーに銃口を向けたソーンダイク大尉(ウォルター・ピジョン)と、彼を追うゲシュタポの攻防を描いた作品です。
最初はイギリス紳士が狩りをしている。
これは何処なのだろう…?
そう思っているうちに、やがて場所はドイツであり、
銃口はナント、ヒトラーに向いていたと判る(撃てば良かったのにネ)。
ソーンダイクはたちまちに捕らえられ、当然厄介な展開になるのだけれど…。
公開されたのは何と、第二次世界大戦中の1941年!
当時のアメリカ人に、ナチスのリアルなイメージを植え付けたらしいです。
みどころ
このソーンダイクのキャラクターが素晴らしかった!
呑気すぎる彼が、私にはディーン・マーティンの様に見えたと思えば、
次の瞬間には紳士で2枚目なイヴ・モンタンに見えてくる……不思議な魅力の人でした。
イギリスの船のシーンでは、彼を助けた可愛い少年が相当心を癒してくれて、そして更に現れたのが…オォ❣️
おきゃんでセンチメンタルでちょっぴりガサツな娘ジェリー(ジョーン・ベネット)!
しかも彼女が現れると、名曲『A Nightingale Sang in Berkeley Square』が流れるのです。
本当は、こんなロマンチックな演出もできるんだフリッツ・ラング監督は……と嬉しくなりました。
投げキスに涙が出たのは初めてです。
ジョーン・ベネットは、この後もフリッツ・ラング作品に3本(監督クレジットなしを入れると4本)出演しています!
作品情報
マンハント
Man Hunt
監督 | フリッツ・ラング |
脚本 | ダドリー・ニコルズ
ラマー・トロッティ |
原作 | ジェフリー・ハウスホールド『追われる男』 |
製作 | ケネス・マクゴワン
ダリル・F・ザナック |
出演者 | ウォルター・ピジョン
ジョーン・ベネット |
音楽 | アルフレッド・ニューマン |
挿入歌 | 『A Nightingale Sang in Berkeley Square』 |
撮影 | アーサー・C・ミラー |
編集 | アレン・マクニール |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 1941年6月13日 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 ドイツ語 |
関連ソフトのご紹介
関連ソフトのご紹介です。
DVD
『フリッツ・ラング傑作選 マンハント』がブロードウェイから出ています。
CD
『Alfred Newman -Man Hunt (Original Motion Picture Score)』というCDが出ています。
それでは、またお会いしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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