隣の女
皆さん、こんにちは!
Hitomiです。
まだまだ暑いですが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は早くも2本目のトリュフォー作品を取り上げます。
ファニー・アルダンとジェラール・ドパルデューを主演に据えた
『隣の女』(1981)
(原題:La Femme d’à côté)
です。
あらすじ
フランソワ・トリュフォー監督が長年暖めていたシナリオを、
アルダンとの出会いによりたちまちにして撮られた作品。
元恋人のマチルド(アルダン)が隣に越してきた時に、
ベルナール(ドパルデュー)が「オーララー!」を連呼し、焦ること焦ること!
とても可愛らしく微笑ましいのですが、あれやあれやと言う間にシリアスな展開に…。
「恋には始まりと中間と終わりがある」😮
みどころ
題名も内容もメロドラマな雰囲気はあるけれど、どこかのどかな所がトリュフォー監督らしかったです。
冒頭のマダム・ジューヴが語りかける始まり方も、洒落た切り口で一気に物語に引き込まれました。
2人がお互いに電話をかけ合うので、回線が繋がらないシーンや、
ドパルデューが『家庭』のジャン=ピエール・レオみたいに妙に変わったボートの仕事をしている等、
ディテールが相変わらず細かいので楽しめました✨
トリュフォーはこの作品をきっかけに、実生活でもアルダンとパートナーとなりました。再びタッグを組んだ次の『日曜日が待ち遠しい!』が遺作となろうとは…。
作品情報
隣の女
La Femme d’à côté
監督 | フランソワ・トリュフォー |
脚本 | フランソワ・トリュフォー
シュザンヌ・シフマン ジャン・オーレル |
原作 | ジェフリー・ハウスホールド『追われる男』 |
製作 | フランソワ・トリュフォー |
出演者 | ファニー・アルダン
ジェラール・ドパルデュー |
音楽 | ジョルジュ・ドルリュー |
撮影 | ウィリアム・リュプチャンスキー |
編集 | マルティーヌ・バラケ |
制作会社 | レ・フィルム・デュ・カロス
TF1フィルムズ・プロダクション |
配給 | ゴーモン |
公開 | 1981年9月30日 |
上映時間 | 106分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 |
関連ソフトのご紹介
関連ソフトのご紹介です。
DVD
ポニーキャニオンから『隣の女』、日本ヘラルド映画から『隣の女〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選7〕』からそれぞれDVDが出ています。
角川エンタテインメント『フランソワ・トリュフォーDVD-BOX「14の恋の物語」[II]』にも入っています!
CD
かつてサウンドトラック・リスナーズ・コミュニケーションズから、『隣の女』というCDが出ていました。
輸入盤なら、本作品も入った『Le Monde Musical de François Truffaut』という5枚組があります。
それでは、またお会いしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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