三十四町目の奇蹟
皆さん明けましておめでとうございます!
昭和大好き現役高校生のKokiです。
さて今回は、いつもとは違い、
アメリカ映画の紹介です!
第二次大戦後の傑作
『三十四丁目の奇蹟』(1947)
(原題:Miracle on 34th Street)
を紹介します!
あらすじ
ニューヨーク州マンハッタン34丁目にある百貨店「メイシーズ」は、クリスマス商戦に向けパレードの準備中だ。
パレードに参加する予定のサンタクロース役の男は泥酔していた。
それを偶然見かけた老人(エドマンド・グウェン)は激怒。
人事係のドリス(モーリン・オハラ)に抗議する。
ドリスは、サンタクロースの代役としてこの老人を起用することにした。
結果、パレードは大成功に終わり、老人はサンタクロースとしてメイシーズに雇われる。
老人のおかげでメイシーズの売り上げも絶好調となる。
そんな中、老人はサンタクロースの別名「クリス・クリングル」を本名として名乗り出し、ドリスらは大混乱。
老人は妄想癖があったのだ。
ドリスらは精神科医のソーヤー(ポーター・ホール)に診察を依頼。ソーヤーは、虚偽の報告をして老人を精神病棟に入れようとするが、老人の所属するホーム側の助言により、事なきを得る。
ある日、老人はソーヤーがメイシーズの青年店員アルフレッド(アルヴィン・グリーンマン)の純真な心を惑わす診断を繰り返していることを聞き、ソーヤーを非難。暴力を振るってしまう。
結果、老人は異常者として、納得がいかないまま病院へ入ることになってしまった。
老人が諦め掛けていた時、同居していた弁護士フレッド(ジョン・ペイン)により、老人はフレッドやドリス、ドリスの娘スーザン(ナタリー・ウッド)にとって大切な存在であることに気づく。
ここで、フレッドと老人は、老人が本物のサンタクロースであることを証明するため裁判を開くことにする…。
みどころ
まず、1947年、日本はまだ戦争の傷跡が生々しく残っていた頃であるにもかかわらず、煌びやかな装飾、近代的なビルヂングに驚きました!
白黒でも伝わってきます。
おませな女の子との問答や、自身のため右往左往する判事や社長、店員など楽しいキャラクターも登場し、とても面白い!
一転、後半に開かれる裁判では、老人がサンタクロースであることを証明するだけでなく、信じることの大切さなど様々な意味を考えさせられます。
また、現実にとらわれすぎた母娘が、サンタクロースによって変わっていくところも見所の一つですね。
「三十四町目の奇蹟」は4度リメイクされており、1955年、1959年にテレビドラマで、1973年にテレビ映画で、1994年に映画で公開されました。
また、本作はカラーライズ化されています。
作品情報
三十四丁目の奇蹟
Miracle on 34th Street
監督 | ジョージ・シートン |
脚本 | ジョージ・シートン |
原案 | ヴァレンタイン・デイヴィス |
製作 | ウィリアム・パールバーグ |
出演者 | モーリン・オハラ
ジョン・ペイン エドマンド・グウェン ナタリー・ウッド ポーター・ホール アルヴィン・グリーンマン |
音楽 | シリル・モックリッジ |
音楽監督 | アルフレッド・ニューマン |
撮影 | チャールズ・クラーク
ロイド・エイハーン |
編集 | ロバート・L・シンプソン |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | 1947年5月2日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
カラー | 白黒 |
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