素晴らしき哉、人生!
皆さんこんにちは!
昭和大好き現役高校生のKokiです。
相変わらずコロナのおかげで自宅にこもってばかりです。(笑)
さて今回は、アメリカ映画の紹介です!
フランク・キャプラが監督したクリスマス映画の定番
「素晴らしき哉、人生!」(1946)
(原題:It’s a Wonderful Life)
を紹介します!
あらすじ
あるクリスマスイブの夜。
街の青年・ジョージ(ジェームズ・スチュアート)は、自身の人生に絶望し自殺しようとしていた。
ジョージは父(サミュエル・S・ハインズ)の死後、大学進学も、建築家になる夢も、世界を旅することも諦め、
父の建築貸付組合を継ぎ、街の人の信頼を集めつつ事業的に大成功を収めていた。
私生活でも、幼馴染のメアリー(ドナ・リード)と紆余曲折の末に結婚、4人の子宝にも恵まれていた。
また、幼少期に池に落ちた弟を助けた時に片耳の聴力を失っていたため、世界大戦でも徴兵されずにいた。
戦争も終わり、弟が街に凱旋しようとしていたクリスマスイブの日。
ジョージの叔父(トーマス・ミッチェル)は店の莫大な金を紛失してしまう。
銀行の監査と重なったこともあり、ジョージと叔父は必死に探すが、実はお金は銀行家のポッター(ライオネル・バリモア)の手元にあった。
ポッターは、ジョージの建築貸付組合の存在を煩わしく思っており、ジョージの父の代から幾度となく組合を解散させようとしていたのだ。
そうとも知らないジョージは、今まで対立してきたポッターに頭を下げて援助を求めるが、ポッターは受け付けない。
悪いことが続き、ジョージは家族にあたり散らし、酒を浴びるように飲んだ。
これらがジョージが自殺を図ろうとした原因である。
この状態を知った天国は、二級天使のクラレンス(ヘンリー・トラヴァース)を地上に送った。
クラレンスは、ジョージを助けて翼を手に入れるため、ジョージに老人の姿で出会う…。
みどころ
主演のジェームズ・スチュアートが爽やかでカッコいいですね。
まさに典型的な正義感溢れる中流階級のアメリカ人って感じです。(笑)
それから、ジョージと対になる悪役のポッターを演じるライオネル・バリモアが、どこまでも悪どくていい!
やっぱり悪役はこうでないと…。
ラストでは、ジョージが今まで積み上げてきた信頼と人徳がハッピーエンドにつながりますが、
やはり徳というのはお金に変えられない素晴らしいものだと感じることができます。
最後のシーンでは、ウルっと来てしまいました。(笑)
また、現実にとらわれすぎた母娘が、サンタクロースによって変わっていくところも見所の一つですね。
2時間があっという間に感じられるくらい、面白い映画でした。
本作はパブリックドメインのため結構安く購入できるので、ぜひ見て欲しいと思います!
アメリカの殆どの大学の映画学科では、学生に本作を鑑賞させ、指針にさせるそうです。
作品情報
素晴らしき哉、人生!
It’s a Wonderful Life
監督 | フランク・キャプラ |
脚本 | フランセス・グッドリッチ
アルバート・ハケット フランク・キャプラ |
原作 | フィリップ・ヴァン・ドレン・スターン「The Greatest Gift」 |
出演者 | ジェームズ・スチュアート
ドナ・リード ライオネル・バリモア ヘンリー・トラヴァース トーマス・ミッチェル |
音楽 | ディミトリ・ティオムキン |
撮影 | ジョセフ・ウォーカー
ジョセフ・バイロック |
編集 | ウイリアム・ホーンベック |
製作会社 | リバティ・フィルムズ |
配給 | RKO |
公開 | 1946年12月20日 |
上映時間 | 130分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
カラー | 白黒 |
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Blu-ray
パラマウントより、ブルーレイ『素晴らしき哉、人生!デジタル・リマスター版』が出ています。
こちらは通常版のブルーレイ。
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