秋刀魚の味

2019年9月22日日本映画

皆さんこんにちは！

昭和大好き現役高校生のKokiです。

 

９月も半ばを過ぎ、徐々に涼しくなってきましたね。

 

さて今回は、

松竹の映画です！

 

小津安二郎が監督した

『秋刀魚の味』（1962）

を紹介します！

あらすじ

サラリーマンの平山は、娘と息子との三人暮らし。

ある日、中学の同窓会で久しぶりに恩師と出会う。「瓢箪」とあだ名されていた恩師は.今は細々とラーメン屋を営んでいた。

 

瓢箪は娘を嫁にやりそびれて惨めな暮らしをしており、平山は、娘の結婚に関して不安を覚える。

 

その後、平山は娘を見合いさせた。なんとか無事に結婚に至る。

娘が嫁に行った日、平山は1人台所で悲しみにくれるのであった…。

笠智衆の子を思う父親は、本当に絶品。

小津監督作品のテーマである「娘の結婚に悩む初老の父親」の父親としては、最高ではないでしょうか。

 

また、佐田啓二、加東大介、岡田茉莉子、岸田今日子、東野英治郎、杉村春子などが、随所に見せる演技は本当に素晴らしい。

中村伸郎、北竜二演じる友達も「彼岸花」に続いて笠智衆をよく引き立てています。

 

また、音楽がいい！

東野英治郎演じる恩師の登場シーンなどで使われる「ポルカ」は、心がウキウキしてきます。

平山は、海軍の駆逐艦の艦長だったという設定から、「軍艦行進曲」も重要な役割を果たしています。

 

まさに小津映画の集大成といったところでしょうか。美しい映画です。

ちなみに、サンマは一切出てきません！