南の島に雪が降る

2019年11月9日日本映画

皆さんこんにちは！
昭和大好き現役高校生のKokiです。

 

急に冷え込んできました。

風邪など引かぬよう、お互い注意しましょう。

 

さて今回も、

東宝の映画です！

 

溝口・小津・黒澤作品でお馴染みの名優・加東大介の実体験を元にした作品

『南の島に雪が降る』（1961）

を紹介します！

あらすじ

太平洋戦争も敗色が濃くなりつつあった昭和18年末。

日本軍のある部隊の守備する南太平洋、ニューギニアのマノクワリは、補給もなく、連合国の上陸もなく、孤立していた。

 

そんな中、陸軍病院の加藤衛生軍曹（加東大介）は、殺気立った兵隊たちのため、演芸分隊を組織することを企画する。

加藤軍曹は、応集前は前進座の役者だったのだ。

 

希望者はすぐに集まり、上官の賛同もあり、分隊の編成が実現した。

 

第1回公演は大成功に終わり、演芸分隊のため劇場まで作ることになった。

順調に公演を重ねていたある日、長谷川伸の戯曲「瞼の母」を演目に加えることになり、なんとこの南の島に、雪を降らせようという…。

戦争映画ですが、戦闘シーンはほとんどなく、

演劇にひたすら向き合う兵隊たちを、笑いあり、涙ありで美しくまとめられています。

 

あり合わせの材料で、衣装、小道具などを作ったり、特配が飯盒一杯の砂糖だったり、実体験ならではの生々しい所もありますが、

東宝喜劇俳優もたくさん出ている、明るい映画です。

 

映画に無い場面もあるので、併せて原作の本もおすすめです！