銀嶺の果て

2019年9月14日日本映画

皆さんこんにちは!

レトロ映画館の昭和大好き現役高校生、Kokiです。

 

だんだんとこの投稿にも慣れてきました!笑

 

今回は、

戦後間もない頃の雪山を舞台にした映画です。

 


『銀嶺の果て』(1947)

を紹介します!

あらすじ

銀行ギャング3人組は、冬の北アルプスに逃げ込む。そこは雪深い難所であった。

温泉宿からさらにスキー小屋まで逃げる3人。しかし1人は雪崩に巻き込まれてしまう。

 

スキー小屋では酒や歌も出て、2人は賑やかに過ごす。

しかし、小屋の親父、娘の春坊、登山家・本田への態度などで、やがてギャング2人の間に溝ができ始める。

 

そんな中、ギャングの1人・江島(三船敏郎)は、本田を脅して雪の中無理に逃走しようとする。

ついにもう1人のギャングの野尻(志村喬)は江島と争い、江島は雪庇が崩れたせいで峡谷から落下する。

格闘の後、野尻は逃走中に怪我をした本田を担いで小屋まで戻るが…。

みどころ

日本アルプスで実際にロケーションしているので、雪崩のシーンなどは迫力満点です。

 

三船敏郎演じる江島は、旧軍隊の飛行服を着ています。

また刑事が戦時中の国民服を着ていたり、登場する拳銃は全部本物だったりと、終戦直後という時代をよく反映しています。

 

因みに三船は戦時中、陸軍航空隊の写真班に属していたので、縁を感じますね(笑)。

 

山岳アクション映画としても、犯罪者と善人という人間ドラマとしても楽しめる、

傑作だと思います。

 

僕は、いつも野尻の心情に心を奪われてしまいます。

特筆ポイント

日本映画界を代表するスター「世界のミフネ」こと、三船敏郎の初出演映画です!

また谷口千吉監督の初監督作でもあります。

伊福部昭によるオープニングの音楽は、後年公開される「空の大怪獣ラドン」のラドン追跡シーンでもアレンジして使われています。

作品情報

銀嶺の果て

監督 谷口千吉
脚本 黒澤明
製作 田中友幸
出演者 志村喬

小杉義男

三船敏郎

河野秋武

若山セツ子

高堂国典

笠井利夫

坂内永三郎

音楽 伊福部昭
撮影 瀬川淳一
編集 長沢嘉樹
助手 岡本喜八
制作・配給 東宝
公開 194785
上映時間 88分
カラー・サイズ モノクロ・スタンダード

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DVD


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デジタルミュージック


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

またお会いしましょう!

バイバイ!!